山 行 報 告
2022/10 /2〜3  信州:小川山    メンバ:大谷、三崎、大高ゅ、記録:三崎

  烏帽子岩方面  兄岩方面  アウトオブバランス5.9   マダムバタフライ5.10b  

【コースタイム】

 (10月2日[日])

 
5:30つきみ野発=>7:15須玉IC=>8:30廻り目平CP->10:00流星巡り登攀->4ピッチ目終了13:30->下降-廻り目CP15:00(

 (10月3日[月])

 
8:30廻り目平->9:00お殿様岩基部->大貧民ルート登攀->13:00廻り目平->リバーサイド->ショートルートクライミング16:00終了->廻り目平発17:10=>20:15

【記 録】

 (10月2日)

 
須玉IC降りて、スーパービックで買い出し。廻り目平CPに入る道路入口で「満車」の看板。初めて見た。金峰山荘ゲートをくぐると林道も駐車場にも1台のスペースが無かったけれど、運良く1台が出たのですかさず駐車。

  廻り目平は凄まじい混みようで、皆さん考える事は同じ。各岩場で順番待ち必定と、当初予定の流星巡りを目指す。フェニックスの大岩を過ぎ、祠の付近からケルンに導かれてキノコ一杯の急坂を15分ほど登り、岩場基部に到着。

  1ピッチ目:苔むしたスラブの比較的きれいそうなルートを登る。ボルト10本。25mほど。体感グレードは5.9+くらい。

  2ピッチ目 :ネットの記録では短い5.10Cのフェースだけど、見た目は11後半の傾斜の強いカンテ。登れそうになくブッシュ交じりのフェースを越える。

 3ピッチ目:忽然と現れたボルト2本の確保点からボルト5本?のスラブを登る。15mほどで終了点。

 4ピッチ目:ブッシュに阻まれて先がよく見えないが、岩苔一杯のブッシュ交じりの岩稜を20mほど登り岩峰に到着。続くピッチを探したが、見つけられず右側の岩峰沿いを下降し、懸垂1回で基部に到着。

 廻り目平に戻ったらテントは殆どなくなっていたが車はまだ多数。宴会準備してるとヘッテンつけて戻ってくるクライマーがポツポツ。シーズン最後なので、皆さんギリギリまでやってるよう。


 (10月3日)

 
大高さんと合流して、お殿様岩を目指す。途中親指岩の小川山レイバックを見学し、お殿様岩の大貧民ルートを登る。

 1ピッチ目:出だしのクラックが核心。終了点間際のチムニーは難しく、逃げた。5 .6とは思えない難しさ。

 2ピッチ目:出だしの右上クラックはガバで問題無し。ワンポイントの短いコーナークラックを登り廊下の様な広いバンドを登り、立木でビレー。

 3ピッチ目:幅が狭まったバンドを右上。バンド終端の立木の脇でビレー。

  4ピッチ目:m程のノープロスラブを登って終了点へ。終了点の大木にかけられたφ6mmの怪しげなスリングを支点に反対側の壁を30mの懸垂。これが最も怖かった。これからは必ず長めの捨て縄とビナ1枚は持っていって、不安感じたら躊躇なく残置しようと思いました。

  午後の部はリバーサイドに行ってショートルートを楽しみました。ブラックシープは変化がある面白いルートでした。流石は星2つ。陽も陰りだしたので帰路につきましたが、徒渉する西俣沢の水が拷問のように冷たい。後10m続けば失神ものです。誰か吊橋をかけて欲しい。

 廻り目平は車もテントもほとんどなく、ひっそり。帰路の高速も一部工事渋滞あったけど、他渋滞無く、ノーストレスで帰宅完了。今後もこのパターンで行きたい。と思いました。

[補 足]

 大貧民ルートのトポを見ると、4ピッチで終了ではなく、もう1ピッチ、歩きと狭いチムニーの胎内くぐりで岩頭に立つ!とありました。

 トポを見ていたのですが、帰りの懸垂点が気掛かりで最終ピッチの記憶がとんでました。 やっぱりマルチの場合は懸垂御守りセットとトポコピーは肌見放さず持つべきですね。

 後、このルートにはほとんど残置が無く、立木かカムでプロテクション&ビレーです。ほぼ初登時の状態でしょうか。